オオシャコガイ

オオシャコガイ

ジャイアントクラム
軟体動物門 二枚貝綱 シャコガイ科 Tridacna gigas

沖縄以南

最大殻長1.4m
殻表には太い放射筋と深い溝が大きく波打つ
若いときは足糸があるが老成すると失う
 
撮影地:パラオ -20m 殻長1m

多くの二枚貝が蝶番を上にした状態で棲息しているが
この種は異なり倒立状態で棲息する。 
熱帯の海は温帯・寒帯にみられるような海藻の林は存在しない。
藻類は他の動物と共生していることが多い。代表的なものはサンゴだが
このシャコガイの外套膜の色はその藻類との共生によるものである。


ダイビングをしているとかならず一度は聞く話の中に
このオオシャコガイに足を挟まれて浮上できなくなり
やがてタンクの空気が尽きて死に至るというものがある。
モルディブでフリーダイビングの際、実験をしたことがある。
(ダイビング中には生物に触れてはいけません)
折れた珊瑚の枝でつついてみた。反応は非常に鈍く、
またここまで大きく成長したものは腹縁(殻の端)の波状が
噛み合わず完全に閉じることが出来なかった。

by ぽせいどん